2022年09月30日

9月30日の記事




〜*プレフォーラム・子どもの権利条約フォーラム2023 in とよた*〜

オータムカレッジ『木村泰子さんと語りあう!子どもアドボカシー文化ってなんだろう?』

Facebookイベントページはこちら
https://fb.me/e/20YymQUOR
とよたつながる博はこちら
https://toyota-tsunagaru.com/events/345

▫️日時:2022/10/9(日) 13:30 〜 15:30
(開場12:10)
▫️場所:豊田市福祉センター41〜44会議室
▫️参加費:2,000円(17歳〜小学生は1,000円、未就学児は無料)
*午前中のドキュメンタリー映画「みんなの学校」上映会は満席です。
午後からの木村泰子さんお話会は、会場を広くとっていますので、お席がございます。

▫️木村 泰子(きむら やすこ)さん プロフィール

大阪府生まれ。
2006年に開校した大阪市立大空小学校の初代校長を9年間務める。
大空小学校では「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、教職員や地域の人たちとともに障害の有無にかかわらず、すべての子どもがいつもいっしょに学び合っている。
2015年には大空小学校の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」が公開され、大きな反響を呼んだ。
この映画は文科省の特別選定作品にも選ばれ、現在も全国各地の教育現場などで自主上映されている。
2015年春に、45年間の教員生活を終え、現在は講演活動やセミナーで全国の人たちと学び合っている。

*本会は、来年2023年の11月25日(土)、26日(日)に豊田市での開催が決まった“子どもの権利条約フォーラム2023 in とよた“のプレフォーラムです。

*子どもの権利条約フォーラムとは?
子どもの権利条約の普及と、子どもの権利について関心寄せる人々の意見交換、出会い、交流の場として始まりました。
1993年から子どもの権利条約採択記念日(11月20日)前後に、全国各地でこれまで延べ29回開催されています。
毎回2日間で、延べ1,000人近い参加者が開催地及び全国、そして海外から集まり、子どもを取り巻く環境や課題について、現状報告、意見交換を行っています。
(第30回目となる本年は、12月10日(土)・11日(日)に、沖縄県那覇市にて【子どもの権利条約フォーラム2022inおきなわ​】が開催される予定です。
詳しい情報が分かり次第、ご案内いたします。)

豊田市は、豊田市子ども条例を2007年に制定しています。
子どもの権利を保障し、社会全体で子どもの育ちを支え合う仕組みを定めることにより、子どもが幸せに暮らすことのできるまちを実現することを目的とした条例です。
豊田市子ども条例は、国際条約である子どもの権利条約の理念に基づいて作られていますので、この機会に条約、条例ともに親しんでいただきたいと思います。


*こどものマイクけんきゅうかいのHPができました。https://kodomonomic.hyakuyobako.com/















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2020年03月14日

延期の件






3/13付、とよたみよしホームニュースに私たちが企画した上映会が紹介されておりますが、既報のとおり延期しており、上映はございません。

(掲載する旨を打診いただいた時点では開催の予定でした。)

ご理解をよろしくお願い申し上げます。






























































































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2020年03月12日

【中止 / 延期のお知らせ】




【中止 / 延期のお知らせ】 



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が収まらない状況を受けて、3月22日(日)に予定していた映画『みんなの学校』上映会、及び木村泰子さんとのお話会を、やむなく中止いたします。

また、いずれも7月19日(日)に延期する予定であることを、あわせて報告いたします。





まるで試されているかのような、毎日です。

先行きが見えない、不安な非日常が続いて、次第にみんなの心が軋み始めているのを、感じています。

救いは、今回の出来事が、子ども達と子ども達を取り巻く環境について、大人たちが普段とは異なった視座から見ることができ、子ども観を磨くことができる、そんな機会になりうることでしょうか。

子どもの尊厳と声や気持ち(意見表明や感情表明)を大切にする、子どもアドボカシー文化を巷に築くことが、私たちの活動目的です。
7月に延期する催しがより良いものとなるよう、この春に発せられている子どもたちの声に耳を澄まして、参考にしたいと思っています。

間近に迫ってのご案内となり、また午後のお話会についてはすでにお申し込みが完了している段階でのご連絡となり、大変恐縮ですが、ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

https://facebook.com/events/s/809729716147625/?ti=icl

https://facebook.com/events/s/504987513654486/?ti=icl
































































































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2020年03月09日

こどものマイク






『(自宅学習になり、毎日、母から掃除、夕食の調理を頼まれて…)「ウチは家庭科の授業ばっかじゃねーかよ!!」』愛知県

『「運動会や劇の練習、真剣にやらない子がいると先生は「やる気がないなら、なんとかかんとか」って怒るけれど、そもそも勝手に先生が決めてやらせてるだけ。私たちがやってあげてるだけ。」』愛知県

『「頭の中で、やってみたいなぁと思って、リストに書くと、急に【やりたいこと】から【やらなきゃいけないこと】に変わるのはどうしてかなぁ?」』愛知県

『「おかあさんってあったかーい♡
とくに脇の下とおっぱいの下とおしりのあいだ!」』愛知県

『10歳
「ブラック企業って今もあるの?」
「その見分け方は、面接する人の目の下にくまがあるかどうかだっ!」 』愛知県

『2分の1成人式のセレモニーで発表するために、親に向けて生まれてからこれまでの思い出や感謝の気持ちを伝えるメッセージを書こう!みんな自由に書いてみて!と言われて書いたら、
「ほとんど直されて文の順番も変えられて完全に違う文章にされて、全然自由じゃないじゃんって思った。つまらんから読みたくなかった。」』
三重県

『5歳さん。
1、ママのぷっちょはいいにおい♪
2、おなかがすいて、ほんとうにこまったら、おへそのおくのほうに、ぷっちょがあって、でてくるから、それたべれば、だいじょうぶだよ。」』
愛知県

『「4時間目の授業が遅れたのに、給食の準備が遅いと怒るのは理不尽。」』
愛知県

『「先生はお母さんのところでだけ、いい先生ぶってる。子どもの前では先生の権力を振りかざしてる。』
愛知県

『「忘れ物して怒られるの嫌だから家では使わないものは学校に置いておきたいのに、置いておくと怒られる。どっちも怒られる。毎回持って歩くの面倒。」』
三重県

『「先生に友達のことを相談したら頼んでもないのに、その子に自分の気持ちを勝手に言ってしまう。』
愛知県

『「給食の時間を先生が勝手に短くする。1年生のときは給食が大好きだったのに、今は嫌いになった。」』
愛知県

『「しんどいから学校休みたいと親に言ったら、たいした事ないのに休まれたら困ると言われ、明日はちゃんと行くからと言ったら、いきなり休むって言われてもと困る。本当に大ケガとか病気じゃないのにそんなくらいで私を振り回さないで、と言われて、
「1人で家にじっとしてるからと言っても、お昼ごはん困るからダメだと言われて仕方なく学校に行った。」』
三重県

『「先生は頭がいい子だけをひいきしている。』
愛知県

『二分の一成人式。
プログラムの中に、こどもたちが代わる代わる立って、自分の長所や欠点をいって、だからこうしていきたいです!という決意表明みたいな場面がありました。
こどもから、(あそこでいったのは)「あれはウソだから!」って言われました。
こどもの気持ちと行事が、マッチしていないのかなぁと感じました。』
愛知県

『「あかぐみ最後、先生はさみしがってたけどおれはさみしくなかった、大きくなるのがかっこいいから」)(三男)

『7歳男子といて、お互い今考えてることが同じだったことがわかったとき
「ぼくとママ、今、心で話したね!」』

『「小学校は遊ぶ時間があるから楽しい」知育系幼稚園を卒園した女の子)』

『9歳女子。弟がSiriに「うんこ」と話しかけて
「今のは聞き取れなかったことにしておきます」
と言われた後に、母が
「ママって、片付けしーやとか、ピアノ弾きやーとかばっかり言っててあかんなぁ、ごめんね」
と言ったのに返して
「今のは聞き取れなかったことにしておきます。」

同じく9歳女子N、母が「Nはどんな人と結婚するんかなー、どこの県…あ、どこの国かな」とつぶやくと「地球人とはかぎらんよ、うさぎとか…」とニヤリ。』

『「コロナのせいで休みはもう終わってほしい」
「休みはラッキーとは思うけどまたこうなったらいやだ」
「ぼくが学校に行くけんりがない」
「コロナどうにかしてほしい」
「コロナはかぜ」
「先生とお別れかも、さみしい」
(次男)』

『5歳長女Kのことば。
「この家で一番好きなのは〜Aちゃん!(1歳三女)」
「その次は自分!」
「その次はお母さん!」
「その次はKちゃん!(3歳次女)」
「お父さんは一番最後!」 「小学1年生のとき何歳になる?」
「学校には休み時間があるんでしょ?」
「もう10歳までの誕生日プレゼント決めちゃった!」
「車の免許は大人になったらとれるんだよね!?楽しみだなあ〜」』

#こどものマイク
































































































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2020年01月19日

『みんなの学校』木村泰子さん講演会のメモより




2019年1月8日に愛知県内の某中学校で行われた木村泰子さんの講演を拝聴しました。

タイトルは〈すべての子どもが安心して過ごす学校づくりと地域連携〉。

(録音、撮影は不可でしたので、ノートのメモ書きから起こした内容を綴ります。
ですから木村泰子さんの発言は一字一句正確なものではありません。
僕のメモ書き+僕自身に刻まれた木村泰子さん発するメッセージが融合したものですのでご理解ください。)

*木村泰子さんが出演されたドキュメンタリー映画『みんなの学校』の公式ホームページはこちら。
http://minna-movie.jp/intro.php




「不登校のレッテルを貼られる子ども。不登校の子どもがいるのが当たり前の空気。今の日本の空気です。」

「この当たり前を問い直さなければならないと私は思います。不登校の子のためだけでなく、その周りの子のためにも、当たり前を問い続けなければなりません。」

ここからは木村泰子さんが小学校の教師になるまでのエピソードが。

中学校の体育の教師になれれば良かった。

短大時代はそのために水泳ばかりしていた。
友達が小学校教諭の免許も取っておくと良いよとすすめてくれてたが。

しかし、気が進まなかった。

だってな、私の小学校の先生のイメージは(たまたま当たりが悪かったのか、私が悪かったのかはわからないが)「子どもをイジメるんや」というイメージ。

平気で人の心をズタズタに踏みにじる。

人権も何も無い。

罰は当たり前。

小学校の先生?

あんなもん、無い無い。

なりたくない。

免許なんて必要ないから、いらんわ。

中学校での教育実習に行ったら、大人気に。
子たちがチヤホヤしてくれて、凄く気分の良い実習だった。

当時は小学校の先生が足りなかった。
免許があっても、まあいいか。

調子に乗って小学校の教育実習にも行ったらば。

まったく違った!

1970年。
5年2組に2週間。

私を指導してくれるはずの榊原先生は、と言えば!

話もしてくれない!

教えてもくれない!

いたたまれない時間が過ぎていく。

居場所も無い。

仕方なく教室の隅で授業のノートをとる。

1日の授業の記録をひたすら綴るだけ。

40人いる子たちも私を相手にしてくれない。
中学校みたいに、チヤホヤしてくれない。

レポートにまとめる。

教卓に置く。

しかしハンコなし。
ペンもなし。

なんなんや、これは?

実習が終わる日、教頭先生が数人いる実習生の中から、私だけを呼んだ。

そしてこう告げた。

「あなたは誰よりも幸せや。榊原先生は授業の神様やから。」

えっ?
はあ?
なんなん?

どういうことなん?

それから2週間後。

突然、学校に赴任することになった。

それも、中学校ではなくて、小学校!

私は知らない!

小学校の授業の仕方なんて!

中学校の体育の先生になるはずだったのに!

あるのは、あの2週間に書いた大学ノートだけ!

一冊綴りきったあの変な先生の授業ノートだけ!

どうする?

わたし!

小3の担任をいきなり持った!

わからないなりにとにかくやった!

最初の参観日も全力で!

終わりを告げるチャイムが鳴ると、何と保護者たちは校長室へ押しかけた。

「あの先生はなんやねん!」

「あんなわけのわからん先生が子どもに授業してええんですか?」

「やめさせてください!」

映画の中で、パワハラ校長だった私は(笑)、子どもを怒鳴り散らした若い先生に「こんなんしてたらクビや」と言いましたが、今から50年近く前に、私自身が、短大を出たてで小学校に赴任させられた私が、授業参観日に保護者からクレームを浴びせられ、クビになろうとしていました。

「みなさんは、1970年代の日本の教育はどんなだったと思われますか?学校に行く目的は?当時の日本社会の学校へのニーズは何だったと思いますか?どうぞ遠慮なくご発言ください。」

木村泰子さんは教室二つを繋げて110脚の椅子が置かれたフロアにササっと割って入り、数人の方にマイクを向けました。

「企業戦士の、育成。」

「経済の、成長。」

「そうですね。戦争のあと、世界に追いつけ、追いつけ。いや、追い抜け、追い越せ、でした。そうしたニーズは学校にも向けられました。学校に行く目的は、さらに良い学校へ。良い企業へ。そういう目的を達成するために、そういう社会に合うような義務教育が、なされていました。」

木村泰子さんはそんな時代に、突然、小学校の教師にさせられた。

中学校の体育の教師になることしか考えていなかったのに、小学校教諭の人数が足りなかったこと、小学校教諭の免許を持っていたことから、市から小学校に赴任せよと命じられた。

初の授業参観で保護者たちから

「あんなわけのわからん先生が授業をするなんて!」

と校長室に乗り込まれて、クレームを告げられた。

ほんの2週間、小学校で実習をしただけ。

話をしてくれない、何も教えてくれない、添削もしてくれない、コメントも書いてくれない、ハンコも押してくれない、そんな指導教諭の下での実習。

授業内容をひたすら綴った大学ノートしか持たない木村泰子さんは、小3の教室でどんな授業をしたのか?

クレームをつけた保護者は

「たった一つの答えしか、45分間で一つの答えしか教えんかった!隣は二十個ぐらい、問題を解いていたのに!」

と校長に言ったそうだ。

木村泰子さんは思った。

わたしはあれしか知らない。
わたしはあのやり方しか、知らないのだ。

たった2週間の授業記録が唯一のバイブルなのだ。

あの授業しか見ていない。
あの授業だけ見て、わたしは先生になってしまったのだ。

あの授業は。

榊原先生のあの授業は。

榊原先生のあの授業を記録した大学ノートには。

『教え方』ではなくて『学び方』しか書いてなかった。

子どもたちは、わーっとみんなが賑やかに喋り続けて、動き回っている。
どの子ができて、どの子ができないかも、わからない。

小数点。

2.3+4.5は?
どうやって足すんやろ?

点をとればわかるねんな。
点をとればいつもの足し算や。

とってみる?
とってみて。

23+45は?
えーと、えーと。
簡単や、68や。

教室のあちこちから、いろんな声が聴こえる。

ずっと、ずっと、賑やか。

無駄なこともする。
話はそれる。

しかしそのうちに、同じ答えが揃い出す。

どうやらこれが正解なんか?

てことは?

算数ができる子、できない子。

混ぜこぜになって自分たちで探究して求めたひとつの答えは、あらゆる扉を開ける万能の鍵となる。

大人の顔色を見ながら、大人の都合にあわせて、腑に落とさずに矢継ぎ早に20問を解くよりも、子たちの未来に繋がる尊い学びとなる。

子ども同士で学んでいたらOK。

子どもの姿だらけでOK。

喋って学びあいしていたらOK。

子どもの姿しか見えなくてOK。

短大生だった木村泰子さんのたった2週間の小学校での実習期間に、一冊のノートに書き留めた榊原先生の授業は、そういうものだった。

木村泰子さんはノートにつぶさに書いた。
榊原先生の授業をそのまま書き写した。
それをそのまま実践した。
他に知らないから、木村泰子さんはそうするしかなかった。

20年後に、あの保護者たちが望んだような授業をする先生たちは困ってしまった。

1990年。

文科省が方針を変えたから。
今まで良しとしていたことを文科省が自らひっくり返したからだ。

一方的に教え込む授業をやめよ。
見える学力だけを追うな。

「しかしわたしはまったく困りませんでした。」

「榊原先生は10年、20年先を見越して授業をしていたからです。」

「"社会が変わった社会"でそのまま使えるような、そんな学びを榊原先生は授業で促していたからです。」

先輩先生に校舎裏に呼び出された!

壁ドン!!

「あんた、生意気や!」

「子どもら、ワーワー!」

「毅然とやらなあかんねんで!」

「指揮、命令、号令の下に子どもは動くもの!」

しかし、子どもが学びに納得して家に帰るから、保護者クレーマーはなかなか現れなかった。

保護者対応なんて知らなかった。

わたしは次第に、自信を持つようになった。

7年後。

わたしは初めて転勤した。

浮いた。

とても浮いた。
新しい学校でわたしは、とても浮いてしまった。

浮いたわたしは、評価されたくなった。

良い教師でありたいな。
良い評価がされたいな。

何でこんなに、周りの先生と違うんやろ??

初めての転勤先で浮いてしまった木村泰子さんは、次第にこんなことを思うようになってしまったそう。

"良い教師でありたい。"

"良い評価がされたい。"

小学校の教師になって10年経ち、ブレかけた自分に気づいた木村泰子さんは「原点を思い出そう。」と考えた。

短大時代のたった2週間教育実習の際に綴った、恩師 榊原先生の授業記録を読み返すことにした。

レポートを提出してもコメントを書いたりハンコを押したりしてくれず、話しかけてもまともに相手にしてくれず、何も教えてくれなかった榊原先生。

ひたすら、子ども同士で学びあいをする授業だけを見せてくれた榊原先生。

10年前の自分が書いたノートを一枚一枚めくっていく。

読み終えようとしたときに、裏表紙に見慣れない文字が書いてあることに、木村泰子さんは初めて気づいた。

それはとても薄く書かれた文字だった。

ん?
何なん?

榊原先生が書いたものだった。

流れる水の如く
流れにのって流れるのは容易い

流れに逆らうのは困難を極める

どちらが尊いだろうか

というような意味のことが、そこには書かれていた。

木村泰子さんは自分がブレかけていたことに気づき、ノートを久々に開いたが、書いてから10年を経て榊原先生からのメッセージを発見した。

榊原先生は木村泰子さんが、水の流れに逆らうように、当たり前とされていることを問い直しする教員になるだろうことを、実習のときから予見していたのかもしれない。

木村さんはこのメッセージをきっかけに、ブレかけていた自分をブレない自分に戻すことができたとおっしゃっていた。

さて、これより先は、映画『みんなの学校』に登場する子どもたちのエピソードを交えながらの話となった。

「特性のある子たち。」

「多様な子たち。」

「そうした子たちについての大人のつぶやき。ほんの一瞬見せる表情。」

「それらを他の子たちは敏感に感じ取ります。」

そして木村泰子さんはゆっくりと、しかしキッパリと、言った。

「先生による、子ども同士の関係性を分断する不用意な発言や態度・・・。」

「それが原因で排除されてしまった子どもに、言わなくてもいいことを言わせてしまったり、しなくてもいいことをさせてしまうことが、本当に多すぎませんか?」

「大人の不用意さによって厄介者扱いされる子。親は『うちの子が申し訳ありません。』と謝る。こんな負の流れが、厄介者扱いされた子だけでなく、周りの子の力をも奪うんです。」

「いったいどれだけの子たちの力を奪ってしまっているのか?」

「本当によく考えた方がいいです。」

「『この子さえいなければ』とか、『家庭にも問題があるんじゃないか』とか、そういう気持ち、本音。自分の中にそういう情けないものがある、ということを認めることから、わたしたちは始めなければなりません。」

「誓約書を書かされたんですって。卒園式や入園式には欠席させます、という。『来賓が来るから休ませろ。』という意味でしょう。」

「子が100人いたら100とおり。」

「普通、っていったい何ですか?」

「『普通のことができない私は生きている価値がない。』と子が思い込んでしまうような、残酷な追い込み方。」

「子どもは弱者。大人の支配下にいないと生きていけない。親や先生に従うしかない。」

「親や先生にも言えないことが言える、他人の存在が大事。ナナメの関係性が大事。」

「文句を言えてるのは、まる。言われへんのはバツ、やばい。」

「受け入れる、というのは上から目線。異質なものだからわざわざ、受け入れる、と言うてしまうんです。」

「その日、特別な支援が必要な子は、誰か?」

「指導を振りかざしてはいけません。指導は一瞬で暴力に変わります。」

「力では学びの本質はもう、1ミリも産まれません。」

「学級崩壊を力の指導で収めようとしたら、子どもたちは苦しさから一人の子にストレスを向けた。ストレスのはけ口にしてしまった。」

「教師が自分一人だけで仕事をしていたら、子を殺しかねないです。」

「その子がなぜ相手を殴ったのか?罰するより先にそれを知らないと、その子との関係性を維持することはできません。」

「先生の指示をきく子がいい子なん?」

「目に見える学力だけつけてどうするん?10年後に通用しない子にしてどうするん?」

「今の子どもは他人と自分を比較することはするが、自分の中で自分ができるかどうか自問するのは苦手。」

「子どもは安心したら、前を向ける。」

「子どもは安心して『わからん』と言ったら、わかる。」

「子どもは安心したら勝手に力をつけます。なりたい自分になり、多様な社会に生きられる子になります。」

「自分から、自分の言葉を自分らしく語れる子に。」

「親や先生に言わないのは、子どもが優しいから。言うことで何かを否定することになると、知っているから。」

「子どもと子どもを繋ぐことが、教師の専門性かな、って。」

「10年先に必要な力をつけること。」

「学校の主語は、子ども。」

「学校は先生たちが学ぶところでなく、子どもが学ぶところです。」

「来賓は上に奉る存在ではなかったはずです。過去は、みんなと一緒に、対等に、学校のために、子どものために、頑張った人たちが、そう呼ばれたはずです。」

「やり直しはいつでもできる。やり直しをすれば未来は変わります。」

「先生は風。地域は土。学校は地域のもの。子たちは自分がしてもらったようなことを地域にする。」

「先生は風。先生はいつかはそこを去る者。風の分をわきまえろ。」

「人のせいにしないで、子の学びを育てよう。」

「どうしたらこの子が困らないようになるんだろう?と考えよう。」

「みなさんの中に多様を認める空気が無かったら、全ての子の学習権は保証できません。」

「見えない学力とは?わたしは4つの力だと思っています。・人を大切にする力 ・自分の考えを持つ力 ・自分を表現する力 ・チャレンジする力 です。これらは先生の言うことばかり聞くように育てたら、身につきません。」

メモは、以上です。

この日の木村泰子さんのお話は、予定時間を一時間近く超えていました。

予定時間は90分。

14:45から始まったご講演は、しかし、17時を回っても終わりませんでした。

内容は、僕が過去に聴いた数回分のご講演+初めて聴くお話がぎゅっとひとつになったような感じのてんこ盛り。
そもそも、90分で終わるはずはありませんでした。

僕はそれがとても不思議でした。

なぜだろう?

なぜだろう?

なぜだろう?

わざとかな?

講演終了後に木村さんにたまたま会えて、少しだけ立ち話ができたので、尋ねました。

木村さんは、アッハッハ、時間を忘れて、ついつい、うっかり、みなさんに悪いことをしました、みたいなことを、ご講演の最後におっしゃっていたことを、繰り返していらっしゃいました。

その夜のメールのやりとりでも、やはり、教育長さんや議員さんたちもいらしていたから、つい力が入ってしまって、というようなことか書かれていました。

講演会場には中学校の子たちはおらず、大人だけでした。
だから時間の縛りは子たちが一緒にいるよりは緩やかではありましたが。

一日経ってみて。

やはりあれは、時間が過ぎたことは充分わかっていらして、止められるまでどんどんお話されたのだな、と思えてならなくなりました。

今回の会場だったから、ということではなく(もちろん事前にある程度下調べはされるでしょうが)その街の教育行政に携わる人たちが大勢集まった場であればどこでも、"ノンストップ"というスイッチを、木村さんはあえて入れるのかもしれません。

講演で木村さんは毎回、子の命が失われそうになった話、失われた話をされます。
いくつかのエピソードが語られるときもあります。

しかしこの日は、ご講演内容の4割弱ぐらいは命の話、ほとんどが子たちの自死の話だったと思います。

それも、教員らによる無理解、決めつけ、追い詰めが、原因、遠因となる、そんなお話でした。

実は上に書いた講演レポートでは、その部分を割愛してしまっています。

特に講演の後半ではそうしたお話が幾度も出てきましたが、まとめとして軽々しく書けるものは何ひとつ無く、僕は書くことをやめました。

木村さんは全国津々浦々を回ってご講演をされ、大勢の人たちと対話をされています。

自死をしたお子さんの話を聴く機会も、指で数え切れないほどあったでしょう。

ときにはお家を訪ねて亡くなったお子さまの位牌に線香をあげてから、講演に臨まれることもあるそうです。

今回のご講演で最も数多く発せられた単語がひとつありました。

それは過去に聴いた講演での回数とは、比べ物にならない数でした。
頻度は数分に一回、でした。

それは、安心、という単語でした。

「不登校が当たり前な公教育を見直そう」と木村さんはおっしゃいますが、命を失いかねない場所にわざわざ行くことはありません。
安心できない場所であれば、行かなくていい、ではなくて、行ってはいけない、と僕は思います。

行かなくていいんじゃなくて、行ってはいけない。
足を踏み入れてはいけない。

安心して行ける学校ができるまでは、無理に行ってはいけない。

木村さんのお話を聴いて、はっきりそう思いました。
木村さんも同じ気持ちではないか、と思います。



















































































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2020年01月11日

こどものマイクけんきゅうかいの活動予定と活動実績







































2020年活動予定 & 2019年活動実績

-活動予定-

【主催】

◯喫茶 猫と子は扉をしめない 〜kabo.珈琲day〜
日時:2019年1月23日(木)11:00〜15:〜
場所:kabo.

珈琲。
絵本。
音楽。
冬の木漏れ日。

2020年1月23日木曜日、1日限りの喫茶店がオープンします。
場所は、kabo.の中。

Open 11:00〜15:00
Drink ¥500(tax included)
Food ¥400〜(tax included)
Read books & Music :猫と子は扉をしめない
*Facebookにイベントページあり

◯ こどものマイクけんきゅうかい "New Year Party" and "Meeting January“
日時:2020年1月25日(土)17:40〜
*"猫と子は扉をしめない"ディナーショーつき
*会員向け

◯無料上映会!子どもの通訳?子どものマイク? 『みんなの学校』から学ぶ! 子どもアドボカシー文化ってなんだろう?
2020年3月22日(日)10:20〜12:06
場所:とよた市民活動センターホール
(T-FACEA館9階*松坂屋上階)
*子どもの権利条約国連採択30年・日本批准25年記念イベント
*主催 "こどものマイクけんきゅうかい"・"ひゃくようばこ"
*Facebookにイベントページあり

◯〜こどもの通訳・こどものマイク〜
木村泰子さんと語りあう!こどもアドボカシー文化ってなんだろう?
-対談スタイルおはなし会 木村泰子*アンドウジュン -
2020年3月22日(日)13:30〜
場所:とよた市民活動センターホール
(T-FACEA館9階*松坂屋上階)
*子どもの権利条約国連採択30年・日本批准25年記念イベント
*主催 "こどものマイクけんきゅうかい"・"ひゃくようばこ"
*Facebookにイベントページあり




-活動実績-
2019年

【こどものマイクけんきゅうかい設立前に開催したもの】
◯ こどもアドボカシーお話会 presented by ひゃくようばこ
講師:大分大学福祉健康科学部 助教
栄留 里美(えいどめ さとみ)さん
5月11日
場所:豊田市福祉センター3階 34・35会議室
(こどものマイクけんきゅうかい準備スタッフが事務局担当)



【主催】
◯『思春期保健相談士・女性と子どものファシリテーター・CAPスペシャリスト 徳永桂子さんを講師に迎えてのこどもアドボカシー講座』
*主催 "こどものマイクけんきゅうかい"
*協力 "ひゃくようばこ"

11/25(月)
①子どもアドボカシー基礎講座:〜こどもたちが安心して、自分の気持ちや意見を表明するためにわたしたちにできること〜「おとなが学ぼう!こどもたちに伝えたい、心地よい距離感」
②境界線講座:〜こどもに寄り添えるおとなになるために〜「からだとこころを大切にする距離の話」 

11/26(火)
③性教育講座:〜こどもに性を語れるおとなになるために〜「小さいときから学ぶからだの話」



【協力】
◯ひゃくようばこ presents 第一回こどもおひるごはん学会 featuring 座間宮 ガレイさん
『ごはん選挙で遊ぼう!』
12月8日
場所:kabo.
*主催 "ひゃくようばこ"
*協力 "こどものマイクけんきゅうかい"



【説明会】
こどものマイクけんきゅうかいの設立説明会
7月5日 7月9日 7月11日 7月17日 7月25日



【会員むけ企画】
◯こどものマイクのけんきゅうかい発足パーティー
9月24日
場所: cafe mateini



【絵本よみ楽団“猫と子は扉をしめない“の活動】
公開練習
10月29日
場所:豊田市駅
11月19日 
場所:アトリエVIP

出店&出演
◯朝日丘スポーツフェスティバル(マルシェ)
10月14日 童子山小学校にて
(絵本よみ&焼き菓子販売)
12月1日
場所:とよたフェスティバーレ(桜城址公園)

絵本読み
6月18日 滝脇小学校
7月2日 滝脇小学校
9月6日 童子山小学校
9月10日 滝脇小学校
9月17日 前山小学校
9月24日 滝脇小学校
10月1日 前山小学校
10月3日 市木小学校
10月8日 童子山小学校
10月17日 市木小学校
11月1日 童子山小学校
11月19日 滝脇小学校
11月21日 市木小学校
11月26日 前山小学校
12月13日 童子山小学校
12月17日 前山小学校
12月19日 市木小学校

絵本読み(見学)
7月5日 童子山小学校
7月9日 前山小学校



【聴講/傍聴/ワークショップ・イベント参加など】
◯子どもの権利条約報告会 &国連採択30周年・日本批准25周年フォーラムinあいち 実行委員会設立会
6月16日 名古屋市教育センター教育館にて

◯ 子どもアドボカシー講座 アドボケイトが身に付けておきたいもの
6月24日 名古屋市教育会館にて

◯ 子どもアドボカシー講座 イギリスの子どもアドボカシーから学ぶ
7月14日 JICA中部にて

◯みよし多世代・こども食堂~うきぐも食堂~
8月30日 おかよし交流センターにて

◯子どもアドボカシーってなんだ?
9月1日 イーブルなごやにて

◯第4回日本イエナプラン教育全国大会
7月27日 大日向小学校にて

◯お母ちゃん革命 浅井智子さん講演会
9月21日 東郷町民会館にて

◯『なぜ今宿題を見直すか』浄水小学校校長先生のおはなしを聴く会
10月17日 浄水小学校にて


◯エデュコレ2019 多様な教育の博覧会 in東海
11月10日
名城大学ナゴヤドーム前キャンパスにて
*展示ブース&ロールトークモデル登壇
("ひゃくようばこ"と"こどものマイクけんきゅうかい"を紹介)

◯ 三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会 定期意見交換会
10月16日 12月18日 足助病院にて

◯『風は生きよという』上映&シンポジウム「みんなでつくるインクルーシブ社会」
11月17日 豊田市福祉センターにて

【ミーティング】

◯こどもアドボカシーおはなし会開催のための打ち合わせ
5月7日 Cafe555 にて
7月2日 bonds cafe にて

◯こどものマイクけんきゅうかい設立パーティーの打ち合わせ
9月10日 cafe mateini にて

◯こどものマイクけんきゅうかい月例会
11月23日 市民活動センターにて

◯"こどもとクスリ child & medicine "立ち上げのためのミーティング
10月24日 ゆらりにて

【フィールドワークなど】

◯障害者サポートセンター舞夢
2月5日 8月22日

⭐︎こどものマイクけんきゅうかい についてのご案内

〜かき消されがちな、子どもたちの声。

届けられない気持ち。
届けられない意見。

僕ら大人がマイクのような存在となって、小さな人たちの小さな声を、大きく大きく響かせてあげたい。〜

子どもアドボカシーについて学びあう "こどものマイクけんきゅうかい" を2019年7月に立ち上げました。

子どもの意見表明に関心ある方はぜひご参加ください。

 『(アドボカシーとは)「人の懸念やニーズを支援するために代弁する行為である。人々が自分で語る声をもっている場合には、アドボカシーとは、彼らの声が皆に聴いてもらえるよう、保障することである。また、彼らが自分でしっかりと語ることが難しい場合には、アドボカシーとは、援助を提供することである。彼らが自分で語る言葉をもたない場合には、アドボカシーとは、彼らのために語ることである。(Herbert,1989)」』

【こどものマイクけんきゅうかい 規約】

1条(名称)
本会は、「こどものマイクけんきゅうかい」と称する。

2条(目的)
本会は、子どもたちが安心して、気持ちや意見を表明できる環境と文化をつくることを目的とする。

3条(定義)
こども(子ども)とは、原則として18歳未満のすべてのものをさす。マイクとは、子どもの意見表明を支える活動及び支える人の存在を、分かりやすく表現しようとするものである。

4条(事業)
本会は、目的を達成するために次の事業を行う。
1 子どもアドボカシー、児童福祉、子どもの社会的養護に関する研究と講座開催
2 子どもを中心とした、または子どもを対象としたワークショップの開催と、教育・人権イベントへの参加
3 子どもの権利・尊厳への理解を深められる絵本の選定・研究と、絵本読み活動
4 将来の子どもアドボケイト養成に関わる事業
5 その他、目的達成のために必要な事業

5条(組織)
1 本会は、活動目的に賛同する会員によって組織される。
2 会員の中から次の世話人を3名おく。
そのうち1名を代表とする。

6条 (運営会議)
1 本会の運営に関する重要な事項を審議決定するため、運営会議を置く。会員の過半数の出席をもって開催する。
2 運営会議は代表が招集し、その議長となる。

7条(月例会)
本会の運営、および活動を推進するため、必要に応じて月例会を行う。

8条(経費)
1 本会の経費は、年会費(1,000円)、助成金その他の収入金をもって支弁する。

9条
1 本会の会計年度は、毎年7月1日に始まり翌年6月30日に終わる。

10条(活動拠点)
1 本事業を行う活動拠点として、主に豊田市の公共施設を使用する。事務所は代表の自宅を登録する。

⭐︎ 絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”とは?

「小学校での絵本よみを、街頭でもやりたい!」

「学校帰りの人に、仕事帰りの人に、大勢の人たちに足を止めてもらい、見ず知らずのみんなで、一緒に絵本を味わおう!」

「絵本は子たちのためのものだけど、子じゃなかった大人はいないよ。大人たちにも絵本を!」

「絵本には素晴らしいメッセージが込められているものがたくさんある!」

「尊厳、人権、非暴力、平和、多様、安心、自信、自由、対等、対話・・・愛。他にもたくさん!」

「そうだ!絵本に集まってもらうために、音楽をやろうよ!」

「やろう、やろう!ならば絵本よみ楽団だね!」

こんな風に始まった、絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”が人前で初めて音楽を披露したのは、2019年9月にcafe mateini で開かれたこどものマイクけんきゅうかいの発足パーティーでした。

(こどものマイクけんきゅうかいは、子どもの権利条約12条にある”子どもの意見表明権”を保障する考え方をベースにした子どもアドボカシーを研究し、子どもアドボカシー文化を広めようとする集まりです。*)

絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”は、この日をきっかけに、『みんなで子どもアドボカシー文化を築こう』という具体的なメッセージも発信することにしました。

10月には、ある街のNPOが小学校を借りて開催したマルシェにて、絵本よみブースを開きました。
小さな子たちが絵本をよみに集まってくれたり、一緒に音楽を楽しんだりしました。

いよいよ街にもでました。
冷たい雨が降る日に、大勢の人たちが行き交う駅の構内で、公開稽古を行いました。
気に入ってくれた人が足をとめて、声をかけてくれました。

その帰りに、STREET COFFEE & BOOKSに寄りました。
街の一角の、小さな小さなお店から始まる”良い気分”の”連鎖”によって、もしかしたら平和が作れるのではないか?という素敵なコンセプトのお店です。
美味しいコーヒをいただきながら、軒先で絵本よみ楽団が活動する日を夢見ました。

11月には名城大学名古屋ドームキャンパスで開かれたエデュコレ〜多様な教育の博覧会〜に出展しました。この日は音楽はしませんでしたが、子どもの尊厳、権利について来場されたみなさんと語りあいました。

グッズをつくることにしました。
kabo.で開かれた、こどものマイクけんきゅうかい主催の子どもアドボカシー講座より、ポチ袋の販売を開始しました。
(ポチ袋の売り上げは、こどものマイクけんきゅうかいの活動運営費にあてられます。)

友人のアトリエで公開稽古を始めました。
おしゃべりしては歌い、歌っては絵本をよみ、絵本をよんではおやつを食べ。笑
ときには、同じくアトリエを利用するフラダンスマダムたちとご一緒しました。

とよたフェスティバーレに出演し、初めて大勢の人たちの前で絵本を読み、演奏をしました。

”猫と子は扉をしめない”の名付け親は、東京の世田谷区にある、上町しぜんの国保育園の園長、あおくんこと、青山 誠さんです。
彼が彼の講演会でつぶやいた一言が、『猫と子どもは扉をしめない。』でした。

きままな猫。

きままな子ども。

よくある光景が心に浮かんできて、思わず微笑んでしまうのですが、扉をしめない、ってことは、”分断しない”、ってことだな、と気づきました。

扉で仕切られているということは、扉のこちらとあちらは”同じ”ではない、ということなのですが、いつでも通り抜けられるように、扉はいつも開け放たれているわけです。

扉はときには閉められるかもしれませんが、扉がまず在ること自体がそもそも尊いことで、さらにそれが閉められずに、いつも開け放たれていたならば。

そんな世界。

そんな世界は最初から在るのかもしれません。
最初から在るのに、忘れてしまっているだけなのかもしれません。

そんな世界は、僕らの中に在ります。
僕らの中から、始まり、広がります。

僕らは猫と子に学び、分断の無い世界づくりというヴィジョンを掲げました。

ヴィジョンとプロセスの一致は大切です。

絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”の掲げるヴィジョンと、活動のプロセスは、常に一致します。

*アドボカシーとは:『人の懸念やニーズを支援するために代弁する行為である。人々が自分で語る声をもって いる場合には、アドボカシーとは、彼らの声が皆に聴いてもらえるよ保障することである。また、彼らが自分でしっかりと語ることが難しい場合には、アドボカシーとは、援助を提供することである。彼らが自分で語る言葉をもたない場合には、アドボカシーとは、彼らのために語ることである。(Herbert,1989)』

*STREET COFFEE & BOOKS
https://streetcoffeeandbooks.cafebusnon.com/?page_id=42












































































































































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2019年12月01日

絵本よみ楽団 猫と子は扉をしめない について




絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”





「小学校での絵本よみを、街頭でもやりたい!」

「学校帰りの人に、仕事帰りの人に、大勢の人たちに足を止めてもらい、見ず知らずのみんなで、一緒に絵本を味わおう!」

「絵本は子たちのためのものだけど、子じゃなかった大人はいないよ。大人たちにも絵本を!」




「絵本には素晴らしいメッセージが込められているものがたくさんある!」

「尊厳、人権、非暴力、平和、多様、安心、自信、自由、対等、対話・・・愛。他にもたくさん!」

「そうだ!絵本に集まってもらうために、音楽をやろうよ!」

「やろう、やろう!ならば絵本よみ楽団だね!」





こんな風に始まった、絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”が人前で初めて音楽を披露したのは、2019年9月にcafe mateini で開かれたこどものマイクけんきゅうかいの発足パーティーでした。

(こどものマイクけんきゅうかいは、子どもの権利条約12条にある”子どもの意見表明権”を保障する考え方をベースにした子どもアドボカシーを研究し、子どもアドボカシー文化を広めようとする集まりです。*)





絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”は、この日をきっかけに、『みんなで子どもアドボカシー文化を築こう』という具体的なメッセージも発信することにしました。




10月には、ある街のNPOが小学校を借りて開催したマルシェにて、絵本よみブースを開きました。




小さな子たちが絵本をよみに集まってくれたり、一緒に音楽を楽しんだりしました。





いよいよ街にもでました。
冷たい雨が降る日に、大勢の人たちが行き交う駅の構内で、公開稽古を行いました。
気に入ってくれた人が足をとめて、声をかけてくれました。




その帰りに、STREET COFFEE & BOOKSに寄りました。
街の一角の、小さな小さなお店から始まる”良い気分”の”連鎖”によって、もしかしたら平和が作れるのではないか?という素敵なコンセプトのお店です。
美味しいコーヒをいただきながら、軒先で絵本よみ楽団が活動する日を夢見ました。




11月には名城大学名古屋ドームキャンパスで開かれたエデュコレ〜多様な教育の博覧会〜に出展しました。この日は音楽はしませんでしたが、子どもの尊厳、権利について来場されたみなさんと語りあいました。




グッズをつくることにしました。
kabo.で開かれた、こどものマイクけんきゅうかい主催の子どもアドボカシー講座より、ポチ袋の販売を開始しました。
(ポチ袋の売り上げは、こどものマイクけんきゅうかいの活動運営費にあてられます。)




とよたフェスティバーレへの出演も決まり、友人のアトリエで公開稽古を始めました。
おしゃべりしては歌い、歌っては絵本をよみ、絵本をよんではおやつを食べ。笑
ときには、同じくアトリエを利用するフラダンスマダムたちとご一緒しました。




”猫と子は扉をしめない”の名付け親は、東京の世田谷区にある、上町しぜんの国保育園の園長、あおくんこと、青山 誠さんです。
彼が彼の講演会でつぶやいた一言が、『猫と子どもは扉をしめない。』でした。

きままな猫。

きままな子ども。

よくある光景が心に浮かんできて、思わず微笑んでしまうのですが、扉をしめない、ってことは、”分断しない”、ってことだな、と気づきました。

扉で仕切られているということは、扉のこちらとあちらは”同じ”ではない、ということなのですが、いつでも通り抜けられるように、扉はいつも開け放たれているわけです。

扉はときには閉められるかもしれませんが、扉がまず在ること自体がそもそも尊いことで、さらにそれが閉められずに、いつも開け放たれていたならば。

そんな世界。

そんな世界は最初から在るのかもしれません。
最初から在るのに、忘れてしまっているだけなのかもしれません。

そんな世界は、僕らの中に在ります。
僕らの中から、始まり、広がります。

僕らは猫と子に学び、分断の無い世界づくりというヴィジョンを掲げました。

ヴィジョンとプロセスの一致は大切です。

絵本よみ楽団 ”猫と子は扉をしめない”の掲げるヴィジョンと、活動のプロセスは、常に一致します。

*アドボカシーとは:『人の懸念やニーズを支援するために代弁する行為である。人々が自分で語る声をもって いる場合には、アドボカシーとは、彼らの声が皆に聴いてもらえるよ保障することである。また、彼らが自分でしっかりと語ることが難しい場合には、アドボカシーとは、援助を提供することである。彼らが自分で語る言葉をもたない場合には、アドボカシーとは、彼らのために語ることである。(Herbert,1989)』

*STREET COFFEE & BOOKS
https://streetcoffeeandbooks.cafebusnon.com/?page_id=42













































































































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2019年11月16日

トイレに行って良いですか?




こどものマイクけんきゅうかいの月例会で、「トイレに行っても良いですか?」といちいち大人に“許可”を得なければならない子たちのことが話題に。

そこから、“自己決定”できることの大切さを示唆してくれている絵本を探そう、という話になりました。




きっかけは、先日のエデュコレで“ひらけごま”によって開かれた同名の体験ワークショップ。




“主体的・対話的な学び”をするには“自己決定“抜きには難しいし、学びだけじゃなくて、そもそも“みんなが幸せに生きる”ことにおいて、”自己決定”できること、は不可欠だよね。













































































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2019年10月07日

無料上映会!子どもの通訳?子どものマイク? 『みんなの学校』から学ぶ! 子どもアドボカシー文化ってなんだろう?





【無料上映会】子どもの通訳?子どものマイク?
ドキュメンタリー映画『みんなの学校』から学ぶ!
子どもアドボカシー文化ってなんだろう?


◯とき:
2020年3月22日(日)開場 10:00 上映 10:20〜(12:06頃)

◯場所:
とよた市民活動センター ホール
愛知県豊田市若宮町1丁目57番地1
A館T-FACE 9階(松坂屋上階)

◯観覧料:無料

◯事前受付:なし(ただし先着100名様まで。)

◯主催:
こどものマイクけんきゅうかい・ひゃくようばこ
http://childadvocacy.boo-log.com/
http://hyakuyobako.boo-log.com/

◯問い合わせ先:
kodomosentiments@gmail.com

*同日の午後より、木村泰子さんをお招きしてのおはなし会(事前申し込み制・有料)を開催します。詳細が決まり次第、このイベントページでもご案内します。主催者は上映会と同じくです。


◯映画公式HPはこちらから
http://minna-movie.jp

◯予告編はこちらから
http://minna-movie.jp/trailer/


*公式HPより

"すべての子供に居場所がある学校を作りたい。

大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。ふつうの公立小学校ですが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいっしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきました。
すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守ります。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学しました。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの? そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、春には卒業式を迎えます。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになりました。
学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。

このとりくみは、支援が必要な児童のためだけのものではありません。経験の浅い先生をベテランの先生たちが見守る。子供たちのどんな状態も、それぞれの個性だと捉える。そのことが、周りの子供たちはもちろん、地域にとっても「自分とは違う隣人」が抱える問題を一人ひとり思いやる力を培っています。
映画は、日々生まれかわるように育っていく子供たちの奇跡の瞬間、ともに歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、よろこび・・・。そのすべてを絶妙な近さから、ありのままに映していきます。
そもそも学びとは何でしょう? そして、あるべき公教育の姿とは? 大空小学校には、そのヒントが溢れています。みなさんも、映画館で「学校参観」してみませんか?


大空小学校とは?

大阪市立大空小学校。大阪市住吉区にある公立小学校。2012年度の児童数・約220人のうち、特別支援の対象となる数は30人を超えていたが(通常学級数6・特別支援学級7)、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ。教職員は通常のルールに沿って加配されているが、地域の住民や学生のボランティアだけでなく、保護者らの支援も積極的に受け入れた「地域に開かれた学校」として、多くの大人たちで見守れる体制を作っている。学校の理念は「すべての子供の学習権を保障する学校をつくる」であり、不登校はゼロ。唯一のルールとして“自分がされていやなことは人にしない 言わない”という「たったひとつの約束」があり、子供たちはこの約束を破ると“やり直す”ために、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。テレビ版「みんなの学校」の放送後には全国各地から、支援を必要とする子どもたちが数多く、校区内へと引っ越している。

大空小学校のみんな
校長 木村泰子(きむら・やすこ)

2006年4月の開校時から大空小学校の校長を務める。「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、教職員や地域の人たちの協力の下で大空小学校を作ってきた。教師歴は40年を越えるが、校長となったいまでも子供たちと直接話す機会が多く、1年生と6年生の体育も受け持つなど、学校のすべての子供たちのことを知っているベテラン教師である。「自分がされて嫌なこと」を他の子にしてしまった子供たちは校長のもとに来て、「やり直すこと」を誓う。
セイシロウ

4年生となる4月に、大空小学校へ転校してきた男子児童。以前は同じ大阪市内にある別の小学校の特別支援学級に通っていたが、その学校では校内で2時間ほど過ごすのが限界だった。「少しでも長く通える学校に」と考えた彼の母はいくつもの学校を見学し、大空小学校の校区内に引っ越した。転校直後は「大空を引退します!」が口癖で、たびたび学校から抜け出そうとする。
カズキ

6年生。まだ開校から2年目だった彼の入学時には「あの子が行くのなら、大空小はやめとこう」という噂が立てられるほどの存在だった。両親ともに早朝から働いていて、生活が不規則になっているため、朝寝坊して学校に遅刻することも多い。
マアちゃん

言葉は持たないが、授業中などに大きな声を出しながら歩くこともある。水や砂の感触が好きであり、学校という場も友達も教職員のことも大好きな6年生。
ユウちゃん

マアちゃんとは双子の兄弟で、教室を走って抜け出すことがよくある。いたずら好きで、気が強い性格であるため、「たったひとつの約束」を破って校長室にやり直しに来ることも多い。
マサキ

活発で気が強く、相手が先生であっても気持ちに引っかかることがあれば、きっちりと自分の意見をいう4年生。3学期になって、友達に暴力を振るうことが増えてきた。
ユヅキ

大阪市内の別の学校から転校してきた3年生。前の学校にはほとんど通っておらず、そこの校長からは「すぐキレて乱暴になり、自分で考える事もできません」という申し送りとともにやって来た。
南都芳子(なんと・よしこ)

大空小学校6年目。特別支援コーディネーターとして、すべての学年・クラスを回り、支援が必要な児童と関わる。大空小学校の「支援が必要」という概念は、特別支援学級に所属することに限らず「困っている子」なら誰でも支えるが、その支えは児童だけでなく時には大人にも向かう。
筒井元子(つつい・もとこ)

大空小学校7年目。養護教諭だが保健室にはほとんどいない。職員室や支援の必要な子の教室だけでなく、時には休んでいる子の家にも足を運ぶ。木村校長や南都先生と同様に、学校全部の子供のことを、家庭の状況も含めて把握している。
日野善文(ひの・よしふみ)

大空小学校に赴任したばかりの中堅の教師。40人足らずの中に特別支援の対象者が10人いる6年生をベテラン教師とともに受け持つこととなり、とまどいながらの大空小1年目が始まる。
座親洋平(ざおや・ようへい)

大空小学校2年目の講師。この年、初めて担任として4年星組を受け持つ。隣のクラスにセイシロウが転校してきたこともあり、経験は少ないながらも、成長期で扱いの難しい4年生たちと向き合う。
山本義人(やまもと・よしと)

大空小学校5年目の管理作業員。毎朝、校門で出迎えているためか、子供たちの異変や家庭状況には敏感に気づく。先生とは少し違った存在であり、彼を慕う子供たちも多い。
久保田映子(くぼた・えいこ)

地域に住む女性で、開校から大空小学校を支える。毎朝、カズキたちの住む地区からの集団登校につきそって学校へ来る。通学や教室での子供相手のボランティアだけでなく、学校の学習農園や校庭の草を抜くといった行為もいとわない。"



◯こどものマイクけんきゅうかい についてのご案内

〜かき消されがちな、子どもたちの声。

届けられない気持ち。
届けられない意見。

僕ら大人がマイクのような存在となって、小さな人たちの小さな声を、大きく大きく響かせてあげたい。〜

子どもアドボカシーについて学びあう "こどものマイクけんきゅうかい" を2019年7月に立ち上げました。

子どもの意見表明に関心ある方はぜひご参加ください。

 『(アドボカシーとは)「人の懸念やニーズを支援するために代弁する行為である。人々が自分で語る声をもっている場合には、アドボカシーとは、彼らの声が皆に聴いてもらえるよう、保障することである。また、彼らが自分でしっかりと語ることが難しい場合には、アドボカシーとは、援助を提供することである。彼らが自分で語る言葉をもたない場合には、アドボカシーとは、彼らのために語ることである。(Herbert,1989)」』

【こどものマイクけんきゅうかい 規約】

1条(名称)
本会は、「こどものマイクけんきゅうかい」と称する。

2条(目的)
本会は、子どもたちが安心して、気持ちや意見を表明できる環境と文化をつくることを目的とする。

3条(定義)
こども(子ども)とは、原則として18歳未満のすべてのものをさす。マイクとは、子どもの意見表明を支える活動及び支える人の存在を、分かりやすく表現しようとするものである。

4条(事業)
本会は、目的を達成するために次の事業を行う。
1 子どもアドボカシー、児童福祉、子どもの社会的養護に関する研究と講座開催
2 子どもを中心とした、または子どもを対象としたワークショップの開催と、教育・人権イベントへの参加
3 子どもの権利・尊厳への理解を深められる絵本の選定・研究と、絵本読み活動
4 将来の子どもアドボケイト養成に関わる事業
5 その他、目的達成のために必要な事業

5条(組織)
1 本会は、活動目的に賛同する会員によって組織される。
2 会員の中から次の世話人を3名おく。
そのうち1名を代表とする。

6条 (運営会議)
1 本会の運営に関する重要な事項を審議決定するため、運営会議を置く。会員の過半数の出席をもって開催する。
2 運営会議は代表が招集し、その議長となる。

7条(月例会)
本会の運営、および活動を推進するため、必要に応じて月例会を行う。

8条(経費)
1 本会の経費は、年会費(1,000円)、助成金その他の収入金をもって支弁する。

9条
1 本会の会計年度は、毎年7月1日に始まり翌年6月30日に終わる。

10条(活動拠点)
1 本事業を行う活動拠点として、主に豊田市の公共施設を使用する。事務所は代表の自宅を登録する。





























































































































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2019年09月28日

子どもの通訳?子どものマイク? 木村泰子さんと語りあう!子どもアドボカシー文化ってなんだろう?




子どもの通訳?子どものマイク?
木村泰子さんと語りあう!子どもアドボカシー文化ってなんだろう?
対談型おはなし会 木村泰子*アンドウジュン

木村泰子さんをお迎えして、子どもアドボカシー文化について語りあいます。

詳しいことは決まり次第ご案内していきます。
関心ある方はまずはカレンダーに印をお願いします。^ ^
どうぞお楽しみに。

木村泰子さん------------------------------------
大阪市生まれ。 武庫川学院女子短期大学(現・武庫川女子大学短期大学部)教育学部保健体育学科卒業。1970年に教員となり、各校で教鞭(きょうべん)をとられました。
2006年に開校した大阪市立大空小学校の初代校長を務められ、すべての子どもの学習権を保障する学校をつくることに尽力されました。
2015年、45年の教員生活を終え、現在は講演活動で全国各地を飛び回っていらっしゃいます。

著書:『「みんなの学校」が教えてくれたこと』(小学館)
『「みんなの学校」流・自ら学ぶ子の育て方』(小学館)
『「ふつうの子」なんて、どこにもいない』(家の光協会)
『タテマエ抜きの教育論: 教育を、現場から本気で変えよう! 』(菊池 省三氏との共著・小学館)
『「みんなの学校」から社会を変える: 障害のある子を排除しない教育への道 』(高山 恵子氏との共著・小学館)
『不登校ゼロ、モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる 21世紀を生きる力』(出口 汪氏との共著・水王舎)
『「みんなの学校」から「みんなの社会」へ 』(尾木直樹氏との共著・岩波書店)
など。

アンドウジュン----------------------------------
こどものマイクけんきゅうかい、ひゃくようばこ代表。
2019年より絵本よみニストとしての活動も始めました。絵本よみニスト楽団 猫と子は扉をしめないのメンバー。
キャンプなどができる野外体験施設で働きながら、プライベートで、子たちの尊厳を大人たちが大切にするための学びの場作りをしています。


◯日にち:2020年3月22日(日)
◯スケジュールと場所、参加費、参加申し込み方法など:決まり次第ご案内します。

◯主催:こどものマイクけんきゅうかい・ひゃくようばこ




*こどものマイクけんきゅうかいについて
https://www.facebook.com/groups/447678479365288/?ref=share
〜かき消されがちな、こどもたちの声。届けられない気持ち。届けられない意見。
私たちおとながマイクのような存在となって、小さな人たちの小さな声を、大きく大きく響かせてあげたい。〜

わたしたちは、こどもアドボカシー、こどもアドボケイトについて学びあう 、こどものマイクけんきゅうかいを2019年 7月に立ち上げました。

こどもの社会的養護、こどもの意見表明権に関心ある方はぜひ講座やイベントにご参加ください。一緒に、こどもアドボカシー文化を育みましょう!

*アドボカシーとは:『人の懸念やニーズを支援するために代弁する行為である。人々が自分で語る声をもって いる場合には、アドボカシーとは、彼らの声が皆に聴いてもらえるよ保障することである。また、彼らが自分でしっかりと語ることが難しい場合には、アドボカシーとは、援助を提供することである。彼らが自分で語る言葉をもたない場合には、アドボカシーとは、彼らのために語ることである。(Herbert,1989)』




*ひゃくようばこについて
〜ひゃくようばこ 運営方針〜
わたしたちは、「こどもたちが安心して学びあう」ためには、まずは大人たちがこどもの権利について安心して和やかに楽しく学びあう時間を持つことが大切だと考え、大人を対象としたこどもの権利に関するお話会や読書会などを開催しています。

ゆえに、主催するわたしたち自身が、安心できて、和やかで、楽しい関係性を築きながら活動することが何よりも大切だと考えます。

わたしたちは、特に学びの場においてこどもたちの人権が守られないケースを危惧し、権利に基づくアプローチ、権利基盤型アプローチ、人権アプローチなどと訳される、ライツ・ベースド・アプローチ (Rights Based Approach) という手法を実践しています。
子どもの権利に詳しい文京学院大学の甲斐田万智子教授によれば、ライツ・ベースド・アプローチは『こどもをエンパワーするだけでなく、こどもの権利を守る責任のある人の力を高め』、さらに、『こども自身が権利を持っていることを理解して、権利を侵害された場合に主張できるように支援する』ものです。
このような繊細な活動を行うにあたっては、ひゃくようばこの活動に携わる人同士が対等な関係性を持つように常に意識し、互いの価値観を尊重し、個人の尊厳を守り、意見が異なる時であっても、緊張感せずに自由に、安心して話し合える雰囲気のもと、調整を図ることを心がけます。










































  


Posted by hyakuyobako at 21:17コメントをする・見る(0)